せとねの日記

自動車設計者からPythonエンジニアに転向した人のブログ

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実務経験の重要性

先月の2月から私は都内のIT企業で働き始めることができました。現在大学に在学中のため形式的には有給インターンということで就業しています。元々は就職先を探すつもりはなくアルバイト雇用で手っ取り早く実務経験を積むことを目的しており、その実務経験を武器に夏から秋頃までに就職先を見つけようと考えていました。

 

なぜアルバイトしてまで実務経験を?と思う方もいるかもしれませんがエンジニアにとって実務経験はなによりも大事です。私は大学入学前、自動車系エンジニアとして自動車関係の設計開発の仕事をしていました。その仕事も元々新卒でその職に就いたわけではなく働きながらスクールに通い未経験からエンジニアに転職しました。高校も普通科の学校であったためスクールに通うまでは、設計の知識はありませんし、図面を描いたことすらありませんでした。

 

その時に思い知らされたのが実務経験の重要性です。当時スクールに通い、かなり難しい資格も取りましたが募集されている求人は「経験◯◯年以上」の文字だらけ、応募しても書類すら通過しない状態の中なんとか小さな設計会社で働けることとなりそこで1年間働くこととなりました。

 

その後スクールの紹介で転職しました。その会社は社内での設計も行っていますが大半はエンジニア派遣によって成り立っており、当初は社内で働く予定でしたが急遽客先からの増員の要請により派遣されることとなりました。客先との面談で指摘されたのがやはり実務経験の少なさでした。取得資格などを評価されることは全くなくかなり厳しい評価でしたが如何せん人が足りない切迫した状態だったようで止むを得ず採用(派遣契約)ということになりました。

 

その後その派遣先では3年間働くこととなり、その会社を去る直前には重要な車種の開発チームに抜擢されるなどかなり評価は真逆になっていたと思います。内心では大学進学を目論んでいた私は準備のために最終的に派遣契約終了をお願いすることとなるのですが、派遣先になかなか契約終了を承諾してもらえず自社の営業を含めた3社面談にまで発展する羽目に。

 

なんとか契約終了を認めてもらえたわけですが、私の採用を決めたのも、重要車種の開発に抜擢したのも、辞めようとする私を慰留したのも全て同じ課長さんでした。ほんの3年でこれほど態度が変わるものなのかと今思い返しても異様に感じます。

 

そしてその会社を契約終了後、別の派遣先で1年間働くこととなるのですが前職の3年間の経験を職務内容が大きく評価されたようであっさり契約してもらえることになりました。

 

未経験からエンジニアになることは本当に大変なのですが、重視することはなんでも良いからとりあえず実務経験ですね。下手に業種や待遇などにこだわるよりも最悪アルバイトでもという気持ちでとりあえず実務経験最低1年をもぎ取ることが重要なってくると思います。